道路の危険箇所はどこに相談する?市道・府道・国道の違いを大阪府議会議員が解説

私の考え 2026年7月18日

こんにちは。

大阪府議会議員(大東市及び四條畷市選出)の土井かずよしです。

駅立ちや地域活動をしていると、道路に関するさまざまなご相談をいただきます。

「大阪外環状線・国道170号と大阪府議会議員 土井かずよし」

「道路に穴が開いている」
「歩道の草が伸びて歩きにくい」
「側溝のふたが割れていて危ない」
「信号機や横断歩道を設置してほしい」
「カーブミラーを設置してほしい」

しかし、道路に関する問題は、すべて同じ行政機関が担当しているわけではありません。

市道、府道、国道によって道路の管理者が異なり、信号機や横断歩道などの交通規制については、大阪府公安委員会が所管しています。

今回は、道路の危険箇所を見つけたときに、どこへ相談すればよいのかを、地元の具体例を交えながら分かりやすく解説します。

まずは、市道・府道・国道、そして信号機などの相談先を図でまとめました。全体像をご確認ください。

道路の危険箇所はどこに相談する?市道・府道・国道の管理者や信号機・横断歩道の相談先をまとめた図解

市道・府道・国道で管理者が異なります

道路は、その種類や区間によって管理する行政機関が異なります。

基本的には、次のように分かれています。

  • 市道は市町村
  • 府道は大阪府
  • 国道は路線や区間によって国または大阪府など
  • 信号機や横断歩道、一時停止などは大阪府公安委員会
  • 信号機や交通規制に関する相談窓口は大阪府警察

特に注意が必要なのが、国道だからといって、すべて国土交通省が直接管理しているわけではないということです。

国道には、国が管理する区間と、大阪府などの都道府県が管理する区間があります。

そのため、道路の名称だけを見ても、相談先が分からない場合があります。

大阪外環状線(国道170号)は大阪府が管理しています

大東市や四條畷市の皆さんにとって、身近な道路の一つが国道170号、通称「大阪外環状線」です。

「国道」と聞くと、国土交通省が管理していると思われる方も多いのですが、大東市及び四條畷市を通る大阪外環状線(国道170号)は、大阪府が管理しています。

大阪府枚方土木事務所は、北河内地域の大東市、四條畷市、枚方市、交野市、寝屋川市、守口市及び門真市を管轄し、国道170号をはじめとする大阪府管理道路の整備や維持管理を行っています。

そのため、大東市及び四條畷市内の大阪外環状線で、次のような異常を見つけた場合は、大阪府枚方土木事務所が基本的な相談先となります。

  • 道路に穴や大きな段差がある
  • 歩道や側溝が破損している
  • ガードレールが壊れている
  • 街路樹や草木が通行を妨げている
  • 道路照明などの道路施設に異常がある

国道という名称だけで国の管理だと判断せず、その道路を実際に管理している行政機関を確認することが大切です。

市道の問題は市役所へ

市道の路面、歩道、側溝などに問題がある場合は、原則として、その道路がある市の道路担当部署に相談します。

例えば、次のような問題です。

  • 道路に穴が開いている
  • 路面に大きな段差がある
  • 側溝や側溝のふたが破損している
  • 道路上の草木が通行を妨げている
  • ガードレールや車止めが壊れている
  • 市が管理する道路照明が消えている

大東市内の市道であれば大東市役所、四條畷市内の市道であれば四條畷市役所が基本的な相談先となります。

ただし、同じ市内にある道路でも、府道や大阪府が管理する国道であれば、市役所が直接管理している道路ではありません。

道路の管理者が分からない場合は、まず市役所に場所を伝え、管理者を確認する方法もあります。

府道は大阪府の土木事務所へ

大阪府が管理する府道については、地域ごとの土木事務所が相談窓口となります。

大東市及び四條畷市については、大阪府枚方土木事務所が担当しています。

府道における次のような問題については、道路管理者である大阪府が現地を確認し、危険性や緊急性に応じて対応を判断します。

  • 路面の穴や段差
  • 歩道や側溝の破損
  • ガードレールなどの道路施設の破損
  • 街路樹や草木の繁茂
  • 道路照明などの異常

道路に穴があるからといって、直ちに道路全体の舗装工事が行われるとは限りません。

まずは現地の状態や危険性を確認し、必要に応じて応急補修や修繕などが行われます。

国道でも管理者が国とは限りません

国道には、国土交通省が管理する区間と、大阪府などが管理する区間があります。

大東市や四條畷市を通る大阪外環状線(国道170号)は、大阪府管理です。

一方で、大阪府内には国土交通省が管理する国道の区間もあります。

このため、「国道だから国に相談すればよい」とは限りません。

道路の管理者が分からない場合は、市役所、大阪府、国土交通省などに場所を伝えて確認するか、身近な議員にご相談ください。

信号機は大阪府公安委員会が設置・管理します

信号機は、道路を管理する市役所や大阪府の道路担当部署ではなく、大阪府公安委員会が設置・管理する交通安全施設です。

信号機の運用や現地調査などの実務は大阪府警察が担っており、相談窓口は管轄する警察署の交通課や、大阪府警察の「標識・信号機BOX」となります。

大阪府警察の案内でも、道路標識や道路標示には、公安委員会が設置・管理するものと、道路管理者が設置・管理するものがあると説明されています。

例えば、次のような相談です。

  • 信号機を新設してほしい
  • 歩行者用信号の青時間を長くしてほしい
  • 右折矢印信号を設置してほしい
  • 信号機が見えにくい
  • 信号機が故障または破損している

ただし、要望すれば必ず信号機が設置されるわけではありません。

信号機の設置については、交通量、交差点の形状、近隣の信号機との距離などの条件を考慮し、交通の安全と円滑化の両面から必要性が検討されます。

また、右折矢印信号についても、右折車両の状況だけでなく、右折レーンの有無や他方向の交通への影響などを踏まえて検討されます。

横断歩道や一時停止も大阪府公安委員会が所管します

横断歩道、一時停止、速度規制、車両通行禁止なども、道路管理者ではなく、大阪府公安委員会による交通規制です。

実際の相談窓口は、大阪府警察や管轄する警察署の交通課となります。

ただし、横断歩道を設置するために歩道の形状を変更したり、安全柵を移設したりする必要がある場合は、警察だけでなく、市や大阪府などの道路管理者との協議も必要になります。

例えば、横断歩道そのものは大阪府公安委員会の所管ですが、横断歩道につながる歩道や縁石、ガードレールは道路管理者の所管です。

一つの交通安全対策であっても、複数の行政機関が関係することがあります。

道路標識や路面標示も種類によって管理者が異なります

道路標識や路面標示についても、すべて警察が管理しているわけではありません。

例えば、一時停止、速度規制、駐車禁止などの交通規制に関する標識や標示は、公安委員会が設置・管理します。

一方、道路の案内標識、警戒標識、区画線などには、道路管理者が設置・管理するものがあります。

大阪府警察も、公安委員会が設置・管理する標識等と、各市町村などの道路管理者が設置・管理する標識等があると案内しています。

道路標識が壊れている場合や、路面の白線が消えかけている場合も、その種類によって相談先が異なります。

判断が難しい場合は、設置場所の写真を撮り、警察または道路管理者に確認してください。

カーブミラーは市や道路管理者へ相談します

カーブミラーは、信号機や横断歩道のような公安委員会による交通規制施設ではありません。

一般的には、市役所の道路担当部署や交通安全担当部署などが相談窓口となります。

ただし、カーブミラーは、要望すれば必ず設置されるものではありません。

ミラーには死角があり、車両や自転車との距離、速度を正確に判断しにくい場合もあります。

設置に当たっては、次のような点が確認されます。

  • 現地の見通し
  • 車両や歩行者の交通量
  • 過去の事故発生状況
  • ミラーを設置できる場所があるか
  • 公共性の高い場所であるか

特に、個人の住宅や駐車場から道路へ出るためだけの設置については、公費で対応できない場合があります。

道路照明と防犯灯は管理者が異なることがあります

夜間に照明が消えている場合も、その設備の種類によって相談先が異なります。

交差点や幹線道路を照らす道路照明は、その道路の管理者である市や大阪府などが管理していることが一般的です。

一方、住宅地に設置されている防犯灯は、市、自治会、地域団体などが設置・管理している場合があります。

照明柱や電柱に管理番号、設置者、連絡先などが表示されている場合は、その番号を確認しておくと、管理者を特定しやすくなります。

私道の場合は所有者や管理者の対応になります

見た目は一般の道路と変わらなくても、市や大阪府が管理する道路ではなく、個人や事業者などが所有する私道の場合があります。

私道の舗装や側溝などについては、原則として、その土地の所有者や管理者が対応することになります。

ただし、私道であっても、建築基準法上の道路として扱われている場合や、市が一定の管理をしている場合など、道路によって状況が異なります。

道路の管理者や所有者が分からない場合は、まず市役所に所在地を伝えて確認してください。

緊急性の高い道路の異常は「#9910」

道路に大きな穴が開いている、路肩が崩れている、道路上に落下物があるなど、事故につながるおそれがある道路の異常については、道路緊急ダイヤル「#9910」でも通報できます。

道路緊急ダイヤルは、道路の穴ぼこ、路肩の崩壊、落下物、路面の汚れなどの道路異常を24時間、無料で受け付けています。

LINEを利用した道路異常の通報も、全国の道路を対象に運用されています。

主な通報対象は次のとおりです。

  • 道路の穴や陥没
  • 路肩の崩壊
  • 道路上の落下物
  • 油や土砂などによる路面の汚れ
  • ガードレールなどの道路施設の損傷

ただし、交通事故が発生している場合や、直ちに事故が起きる危険がある場合は、110番へ連絡してください。

けが人や救助が必要な人がいる場合は、119番への連絡を優先してください。

道路の相談時に伝えてほしいこと

道路の危険箇所について相談するときは、次の情報があると、担当者が場所や状況を確認しやすくなります。

  • 正確な住所や交差点名
  • 近くにある建物、店舗、施設
  • 電柱や照明柱の管理番号
  • 道路のどちら側にあるか
  • 車両の進行方向
  • 危険箇所の写真
  • いつ頃から発生しているか
  • 歩行者や車両にどのような危険があるか

写真は、危険箇所を大きく写したものだけでなく、周辺の位置関係が分かる写真もあると、現場を特定しやすくなります。

ただし、車道上での撮影や、運転中のスマートフォン操作は大変危険です。

必ず安全な場所から撮影してください。

道路の補修と歩道整備では必要な期間が異なります

道路の穴を補修することと、道路を拡幅して新たな歩道を整備することでは、必要な手続きや期間が大きく異なります。

道路の穴や側溝の破損などは、危険性や緊急性に応じて、応急補修や修繕が行われます。

一方、歩道の新設や道路の拡幅には、次のような多くの段階が必要です。

  • 現地調査
  • 測量
  • 設計
  • 関係機関との協議
  • 地権者との用地交渉
  • 予算の確保
  • 工事

「要望したのに、なかなか工事が始まらない」という場合でも、見えないところで設計や用地交渉などが進められている場合があります。

だからこそ、議員が進捗状況を確認し、課題となっている部分を整理しながら、粘り強く前進させることが重要です。

旧国道170号と府道鴻池新田停車場線

私が大阪府議会で取り上げている道路課題の一つに、四條畷市の旧国道170号の歩道整備があります。

東中野交差点から南野四丁目交差点までの約360メートルについて、歩道整備が進められていますが、用地取得などに時間を要してきました。

地域の皆さんが長年待ち望んでこられた道路整備であり、早期完成と、その先の大東市域への歩道整備の延伸を求めています。

また、大東市の府道鴻池新田停車場線には、約600メートルの区間のうち、およそ350メートルに歩道がない区間があります。

地域の生活道路として利用されているだけでなく、大阪モノレール延伸後の新駅設置による歩行者の増加も想定されます。

これらはいずれも大阪府が関係する道路であり、地域の皆さんから寄せられる声を踏まえ、大阪府議会の都市住宅常任委員会でも早期整備を求めています。

すぐに完成させることが難しい道路であっても、安全で安心して通行できる環境をつくるため、進捗を確認しながら粘り強く取り組んでまいります。

市議会議員・府議会議員・国会議員で役割が異なります

私は四條畷市議会議員を経て、現在は大東市及び四條畷市選出の大阪府議会議員を務めています。

市議会議員のときは、市道、市が管理する施設、地域のまちづくりなど、市の行政課題を中心に取り組んできました。

現在は大阪府議会議員として、大阪外環状線をはじめとする大阪府管理道路、府道、河川、府営住宅、広域交通など、大阪府が担う課題に取り組んでいます。

また、国が管理する道路や国の制度に関する課題については、国会議員の役割となります。

しかし、住民の皆さんにとって、その道路が市道なのか府道なのか、国道であっても国と大阪府のどちらが管理しているのかを見分けることは簡単ではありません。

相談する前に、皆さんが道路の管理者や行政の所管を調べる必要はありません。

どこに相談すればよいか分からない場合は、身近な維新の議員へ

私たち維新の会には、地域で活動する市議会議員、大阪府議会議員、衆議院議員がそろっています。

市の課題は市議会議員、大阪府の課題は府議会議員、国の課題は衆議院議員が中心となりますが、最初に相談を受けた議員が内容を確認し、必要に応じて担当する議員や行政機関と連携することができます。

「市道か府道か分からない」
「大阪府と市役所のどちらに相談すればよいか分からない」
「信号機のことなので警察だと思うが、相談方法が分からない」

そのような場合でも、身近な維新の議員にご相談ください。

私にご相談いただいた場合も、まず現場の場所や道路の管理者を確認します。

市の担当であれば市役所や地域の市議会議員へ、大阪府の担当であれば大阪府の担当部署へ、国の担当であれば衆議院議員や国の行政機関へつなぎます。

また、信号機や横断歩道などの交通規制であれば、大阪府警察や管轄する警察署と連携します。

市、府、国には、それぞれ異なる役割があります。

一方で、住民の皆さんから見れば、暮らしの中で起きている一つの問題です。

行政や議員の所管を理由にたらい回しにするのではなく、最初に相談を受けた議員が適切な担当者へつなぎ、連携して対応することが大切だと考えています。

道路の危険箇所は、小さな異常の段階で発見し、適切な管理者へ伝えることで、事故の予防につながります。

大東市、四條畷市内で道路に関する危険箇所やお困り事がありましたら、場所や状況が分かる写真などとともに、土井かずよし、または身近な維新の議員へお知らせください。

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