こんにちは。土井かずよし(大阪維新の会/四條畷市議会議員)です。
9月1日~9月15日までの会期で行われていた9月定例議会が終わりました。
この議会では、令和4年度の一般会計歳入歳出決算を除く、決算の認定について。四條畷市土地改良事業分担金等徴収条例の制定についてや、くすのき広域連合解散に伴う新規条例の整備などが行われました。9月定例議会上程議案はこちら
また、一般質問を下記3項目について通告しましたが、質問時間に余裕がなく2項目のみの質疑となりました。
・学校再編を主とした公共施設のあり方について
・市道、法定外公共物(里道、水路)の適正管理について
・小・中学校における校則のあり方について
学校再編を主とした公共施設のあり方について
Q 四條畷小学校の目標耐用年数が60年。その60年が迫っている状況でどのような議論をしたのか。
A 具体的な議論はできていない。
Q 四條畷南小学校敷地とくすの木園跡地においては、将来人口増に備えて小中一貫校、義務教育学校の設置をめざしている。くすの木園跡地に公園を設置するとのことだが市民との議論はあったのか。
A ワークショップを開催した。
Q 将来、学校設置となった場合、公園がなくなる可能性がある事を説明したか。
A 暫定という形で市民に説明した。
Q 公園設置に際し、将来学校施設を計画している教育委員会内での議論はなかったのか。
A 議論していない。
Q 国土強靭化地域計画に南小学校については建て替えとあるが。
A 国からの補助金の関係でとりあえず数字上載せた。
Q 教育委員さんは知っているか。
A 知らない。
Q 来年以降忙しくなる。機構改革を行い部長を2人体制にすべき。
A どういう人的体制が良いか考える必要がある。
土井の考え
学校施設に関しては将来の人口予測を行い再整備を行っていく必要があると考えます。
以前に教育部長から目標耐用年数の目標とは構造物的な劣化度、ここを加味しながら建物としての安心・安全に使える期間だと答弁があったように、四條畷市内の各学校における目標耐用年数が迫っている中、教育委員会としてはしっかりと今後の学校施設について早急に議論しなければならないと考えています。ですので、業務量も大幅に増えるため部長を2人体制に変更するよう議会で求めました。
市道、法定外公共物(里道、水路)の適正管理について
Q 市道や法定外公共物はどのような根拠で管理しているのか。
A 市道については道路法等、法定外公共物については条例等に基づき適正な管理に努めている。
Q 南野2丁目の市道認定区域内において道路の不法占用状態が続いている。以前質問した際には利用予定があると答弁があったが。
A 建築等の利用時期は未定。
Q 下水道管が駐車場内に取り込まれている。近隣が建て替えとなった場合、下水道管に繋げられない状態。再度、市が下水道管設置費用を出すかもしれないと過去の答弁があったがどのように考えるか。
A そのような事態にならないよう地権者に説明していきたい。
Q 雁屋西町の民間所有の住宅地内に水路敷を取り込んでいるのは、把握しているか。
A 行政として把握している。
Q 現在水路として使われているか。
A 個人宅に入っている水路は、現在水路機能がない。
Q 民法に所有権の取得時効の条文が あ る。また、昭和51年12月24日の最高裁判例でも取得時効を認められた例もあるが。
A 私も確認した。要件的に当てはまる可能性もあるので相手方と話をしていきたい。
土井の考え
以前から、質疑を行っている道路等の不法占用についてですが、行政はこの手の話しはなかなか重い腰をあげません。
でも、見過ごすと取得時効にかかり所有権が移ってしまうという最高裁判例があります。こちらを少し紹介させて頂くと「公共用財産が、長年の間事実上公の目的に供用されることなく放置され、公共用財産としての形態、機能を全く喪失し、その物のうえに他人の平穏かつ公然の占有が継続したが、そのため実際上公の目的が害されることもなく、もはやその物を公共用財産として維持すべき理由がなくなつた場合には、右公共用財産について、黙示的に公用が廃止されたものとして、取得時効の成立を妨げない。」とあります。今回の雁屋西町の水路の不法占用については今回の判例にまともに当てはまると私は考えています。市民の大切な財産を行政の怠慢によって明け渡すなど許される事ではありませんので意識をもって対応頂きたいと考えます。
これらの件については引き続き議会でも取り上げたいと考えます。
最後に今回の一般質問の動画が市議会ホームページにもアップされていますので是非ご覧下さい。